業者の選び方

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後悔しない仏壇クリーニング業者の選び方

~慎重に業者を選ぶことが大事です~

不具合・組子の修理を省いてそのまま金箔押しした手抜きの例
組子の例は、修理が不完全な状態の上に金箔を押すと、仕上げが粗くなるのがわかっていながらそのまま作業を進めたようです。割れの中まで金箔が入り込んでいます。

不具合の例:仏壇本体を分解しなかったために不具合が発生
右側の液体の固着は、開業したての初心者が出張クリーニングで施工したそうです。

仏壇洗浄の時に金具を外さなかったために起きた失敗例
仏壇の洗浄作業では、飾り金具を必ず取り外す必要があります。山間部の地区に業者が複数人グループで手分けして訪問、地区内のあちこちの家庭で契約を取りまくって2日間で手早く施工して立ち去っています。飾り金具を外さないのは完全な手抜きになります。

仏壇業界で常識外れの修理をした例
右側画像の外扉の金具は、仏壇店さんが調達して取り付けました。しかしお客様が見積もりで値切ったので、このように着色せず取り付けたそうです。ホームセンターのラッカー(太陽堂では使用していません)でもいいのでサービスで着色してあげる心があればと思います。

仏壇の古い配線をそのまま放置したケース
15年前に新品ご購入された金仏壇に、50年以上前と思われる100V配線がついていました。古い仏壇から移植したと思われますが、新しい配線にすべきです。右側の画像は金具の表面が所々へこんでいたので、鉄の金づちで無造作に打ったと思われます。

仏壇泡洗浄の失敗例、不具合発生例
左側の画像は唐木仏壇で、見学していたお客様によると泡洗浄の開業したての業者がツヤ出しと称して透き漆らしいものを塗ったそうです。仏具も同じように塗ったらしくボロボロになっていました。

金箔の杜撰な押し方の例
パテ埋めの画像は外扉の下端です。パテは平滑になるよう研磨すべきです。右側画像はお客様がつや消しを希望したにもかかわらず、このような仕上げになりました。金箔を落としてみると漆面を部分的に研磨した跡が数か所ありました。このケースは金箔押しの下地面を塗り直すべきであったと思います。

仏壇お洗濯での作業工程手抜きの例
右の画像では、お客様の名前と納期のメモ書きを貼り付けず、直接お仏壇に文字を書き入れています。お客様のお名前には~様を入れるべきですね。

掲載の画像は、半分が開業間もない研修期間の短い仏壇(泡)洗浄業者さんのもので、残りの半分は地域密着をアピールしている法人(株式会社)の大手仏壇店さん、某農業団体や葬儀社さんが窓口の仏壇クリーニング工場さん、既に平成の半ばで倒産された個人の仏壇店さん等々、様々です。

しかし、ご安心下さい。太陽堂の職人が目に見える不具合や目に見えない隠れた不具合を見きわめてしっかり修理やり直しさせていただき、たいへん喜んで下さっております。お客様が施工不良が見つけても、部品が外れたりしない限りお店にクレームをお申し出されるお客様は意外と少ないのではないでしょうか。

お客様が仕上がりに不満足とお感じになった場合、安価で契約したのでそれなりの仕上げは仕方が無いとあきらめる傾向があるようです。(お客様談)
施工した業者さんの立場では、安い料金しかもらえてないのでクレーム対応や無料で再修理に応じる必要はないということです。残念なことです。
こうなってしまう前に、慎重な業者選びは大切といえます。

でもご安心下さい!! 太陽堂では安価でお引き受けしても、お客様にとって不満足な仕上げはしておりません。

見積もりの時に業者さんに確認すべきポイント


見積もりでは納得いくまで質問して頂くことが大事です。
即答出来ず、どこかに電話を掛けて確認することが多い営業マンには気をつけたほうが良いかもわかりません。

◉過去の施工実績の画像を見せてもらえる?
(⇒ 少ししか無ければ、経験が浅い)
◉施工実績が3~4ケタ以上の場合、単独で?グループ全体の合計?
(⇒ グループ全体合計であればその店の実績が少ない)
◉仏壇クリーニングの場合、分解する?
(⇒ 分解しないのは危険だと思った方が良い)
◉出張クリーニングなら、人数は何人来る?)
(⇒ 2人か、多くとも3人が適当。多人数だと不具合発生の傾向)
◉洗浄中に金箔がはげた場合の対応は?
(⇒ その時にならないとわからないと答えてきたら、経験が浅い)
◉飾り金具はどのようにして再生?
(⇒ 企業秘密ですの場合、ラッカーやペンキを使用の可能性)
◉ウチの仏壇は、国産?外国産?
(⇒ 明確な答えが無ければ、経験不足の営業マンである)
◉お洗濯は国内で?海外(中国)で?
(⇒ 企業秘密なら海外で施工の可能性が高い)
◉唐木仏壇のクリーニングは、水かアルコールを使う?
(⇒ 使用すれば中のMDFが膨張して内部が変形)
◉お洗濯はカセイソーダ(水酸化ナトリウム)を使用する?
(⇒ 使用するのが正解。使用しないのはお洗濯とは言わず)
◉見積もりは職人も同行してもらえる?
(⇒ 同行が無ければ、的確な見積もりは望めず高額になる)
◉見積書に記載の料金はそれで最終確定?
(⇒ 追加料金が発生する可能性あれば、高額になってしまう)
◉工場見学は可能で自分の仏壇の作業を見せてもらえる?
(⇒ 拒否されたら、海外か孫請け施工の可能性がある)
◉自社工場を持っている宣伝をされていれば、その場所は?
(⇒ 答えてもらえなければ、自社工場は持っていない)
◉自社工場は完全自社?それとも他の複数の業者との共同使用?
(⇒ 完全自社のほうが安心)

仕上げが不完全な業者が存在する理由


法人や個人にかかわらず、何らかの仏壇洗浄チェーンに加盟し本社で数日~1週間の研修を受けただけで立ち上げ開業しているところが多く、お客様がインターネット上で丁寧に作業する熟練の法人、個人事業者を探すのは非常に難しいといえます。

ホームページ上で、また葬儀社や某農業団体で実績が数多くあるとうたいながら施工実績、施工事例の画像を掲載していても、実際はチェーン本部の施工実績数や同系列代理店や加盟店の施工実績数の総合計を表示して3~4ケタ以上の有り得ない数字となっているケースも見られます。

また、信頼できる個人事業者や真面目に取り組む会社は、少数ながら全国にいくつかあります。当工房にお問い合わせ頂ければ、自社工場を所有し技術も確かで信頼できる事業者のみをお教え出来ます。
但し、対象にならない事業者についてのお問い合わせには大変申し訳ございませんが、応じかねます。

不完全・不満足な仕上げをする業者の施工方法


仏壇を分解しないで「丸洗い」などと称し、本体そのままに洗浄薬剤をスプレーしアルコール等ですすぐだけの工法は、後々になりヒビ割れ、ハガレ、メクレ、縮みなどの結果を引き起こす場合がございます。(ページ初頭の画像をご覧ください)

同じく仏壇本体を分解しないで、見える部分にのみ洗浄や磨きを施し、仏壇内部などの隠れて見えない部分や飾り金具の周囲はそのままで省略してしまう部分施工も、数年たって不満足な結果が出現する場合があります。
この現状は、助手スタッフを持たずひとりでお客様宅で出張作業する業者に散見されています。

さらに、飾り金具の再生方法を「色戻し」と称し、お客様に詳しい内容説明をしないまま金色の飾り金具などをアルカリ溶液に漬け込み、汚れやサビを落とすパフォーマンス(この方法は後になって表面が劣化します)をしたり、ホームセンターで簡単に購入可能な透明ラッカーや金色調ペイント、カラーペイント、ニスで済ませるケースも多々見られます。
ラッカー、ペイントは日曜大工や趣味のホビーで使用されるのがほとんどで、耐久性、密着性が劣り、爪でこじってみると簡単にはがれてしまいます。家具用塗料、工業用塗料、自動車用塗料の専門店にはラッカー、ペイントは原則的に扱っていません。仏壇修復材料の専門店では絶対に扱っていません。

施工内容についての説明をその場できっちりしない業者、お客様の質問にすぐに答えられず、同業者やフランチャイズ本部に電話して質問する業者には十分に気をつけられたほうがいいと思います。
お仏壇工房 太陽堂では、近畿地方、四国地方、中部東海地方、北陸地方、関東地方などで450件以上の施工実績がございますので、ご安心いただくことができます。

※繰り返しますが、ご注意願います※
当工房は、安い費用見積もりで特許取得の仏壇洗浄をうたい文句にしているチェーンフランチャイズと、その本部が提携している某農業団体、葬儀社、大手引越し業者とはいっさい関係もつながりもございません。
また、仏壇クリーニング、洗浄、修復、リフォーム、お洗濯(洗い)が地元や同じ市内、県内で地域密着だからといって、安心できるというわけでもございません。
施工のミスや失敗は、私達も含めでどの業者にも起こりうることです。しかしながら、ページ初頭の不具合の例の画像にありますように、半数が地域密着の仏壇店(大手も含みます)や洗浄クリーニング業者によるものですが、クレームをフォローしない結果がお客様の不満足につながっています。
じゅうぶんに情報収集され、より良い業者をお探しになることをお勧めします。
その点は、お仏壇工房 太陽堂であれば心配は無用です。

使用すべきではないクリーニング、修復の材料について


仏壇クリーニングや修復に使用してはいけない材料の例
当工房では、一覧表に掲載されているような耐久性に問題のある材料は使用していないので、ご安心して頂けます。


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